今回のインタビューは、EC業界で先駆的な役割を果たしてきた株式会社レッドビジョンのマーケティング・PRマネージャー、福島友樹様にお話を伺いました。同社の事業展開、当事務所との関わり、そしてEC業界における顧問弁護士の重要性について語っていただきます。
Webサイトでの女性用ヘアケア商品販売のパイオニア
御社の事業について教えてください。
福島様
2011年3月から定期通販事業として、女性用ヘアケアブランド「マイナチュレ」の販売を開始しました。当時、女性用のヘアケア商品をWebで購入する文化はまだ一般的ではなく、業界でも先駆的な取り組みでした。おかげさまで2021年3月に10周年を迎えることができました。現在は、スキンケアブランド「4U care」や体を温める商品「アルポカ」など、時代のニーズに合わせた多角的なブランド展開を行っています。
丸の内ソレイユとのご縁をお聞かせください。
福島様
当初は代表が個人で契約書などのリーガルチェックを行っていましたが、社員の増加に伴い契約書の数も増え、一人で対応するには限界を感じていました。また、売上の好調により取引額が増加し、リスク管理の必要性を強く感じるようになりました。そんな中、通販特有の文化を理解した上でリーガルチェックや相談に対応してくれる法律事務所を探していたところ、EC関係のイベントで登壇されているのを拝見し、問い合わせをさせていただきました。
幅広い法律相談と安心感の提供
顧問契約でどのような法律相談をされることが多いですか。
福島様
代理店との契約書チェックが最も多いですね。その他にも、新製品・新サービスのプレスリリースのリーガルチェック、クレーム対応、最新の法改正に伴う必要な対応のアドバイスなど、幅広く多岐にわたってサポートいただいています。
ECをめぐる環境が激変していますが、通販特有のお悩みはありますか。
福島様
通販、特に定期通販に対する規制が年々厳しくなってきていると感じています。法律の改正も多く、措置命令なども増加傾向にあります。そのような中で、法律のアップデートについていくのが難しい面もあります。丸の内ソレイユに法律面での問題を相談することで、安心して事業に集中できています。
顧問弁護士の必要性と期待
通販企業が顧問弁護士を持つ必要性についてはどのようにお考えですか。
福島様
EC業界は常に新しい商品、サービス、ツールが登場しています。それらの企業活動に専念するためにも、顧問弁護士を持つことは非常に有用だと考えています。法律の専門家に相談できることで、会社としても社員としても自信を持って業務に当たれます。また、顧問契約を結んで5年目になりますが、自社のことや業界のことを理解した上で見解をくれるのも大きなポイントです。長期的な顧問契約は有意義で必要不可欠だと感じています。
顧問弁護士として、今後どのようなサービスがあるといいですか?
福島様
よりきめ細かな、業界特有の情報発信をお願いしたいです。「顧問先である」という特別な情報をいち早く送っていただけると嬉しいですね。最近始まったNewsLetterも今後注目していきたいと思います。